SASの診断と診察の流れ
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一般的な受診・診察の流れ
当院での主な受診・診察の流れ
睡眠時無呼吸症候群(SAS)はしっかりと治療することが大切です。少しでも疑いのある場合には早めに受診すべきでしょう。ではどんな検査が行われるのかその流れを説明します。
問診でたずねられる症状
他の多くの病気と同じく最初に問診が行われます。問診では医師が患者さまの具体的な症状や過去の病歴などについて簡単な質問をします。
睡眠時無呼吸症候群(SAS)患者さまの多くは自ら症状を自覚していないケースがほとんどなので、問診にはいつも寝室をともにして客観的に状況を説明できる家族の同伴が望ましいです。
1. いびきをかく・呼吸が止まる
患者さまは自覚症状がないことがほとんどですから、いびきをかく・呼吸停止については寝室を共にする家族からの指摘が欠かせません。
2. 肥満の傾向がある
患者さまの70%は肥満の方です。肥満によって上気道が狭くなるためです。しかし、やせている人でも顎が小さかったり扁桃腺が大きい人、また高齢者の人などはSASになりやすいので、注意が必要です。
3. 昼間の居眠り
昼間でも眠気に襲われ、起きているのがつらくなってしまう症状は睡眠不足が原因。ちゃんと寝たはずなのに熟睡感がなく、起床時の頭痛や体がいつもだるかったり、仕事への集中力がなくなってしまうのも睡眠時無呼吸症候群(SAS)によって眠りが浅くなってしまうためです。
SASでは高血圧を併発していることが多いので、問診では血圧測定も行われます。患者さまの体内では睡眠中に呼吸が止まると動脈の酸素濃度が下がります。そのため心臓が懸命に血液を押し出そうとしますが、逆に血管が収縮してしまうため高血圧が起きやすくなるのです。
スクリーニング
問診の次はスクリーニング(ふるいにかけること。選抜。選別。)です。この検査では医療器械を使用し、患者さまの状態をより詳しく調べます。 くわしくは こちらの症状チェックリストをご覧ください。実際に症状をチェックすることができます。